ハルケギニア茨道霧中 設定資料
ゼロの使い魔 ハルケギニア茨道霧中
お話の裏側



 ※本編読了済みで更なる詳細をご希望の方々には  お話の裏側の裏側  もご用意しております
 こちらは物語展開なども記載しておりますので、未読の方は避けられた方が無難かも知れません



■主要登場人物

【リシャール・ド・セルフィーユ】
 主人公。本編開始時15歳。交通事故死にて転生。
 中の人は元スーパーマーケットの店長。
 初代セルフィーユ伯爵。
 金髪、小柄、母似の女顔。土のメイジ。

【カトレア・イヴェット・ラ・ボーム・ル・ブラン・ド・セルフィーユ】
 原作キャラでヒロイン。本編開始時22歳。マリーの母。
 ラ・ヴァリエール公爵家の次女改めセルフィーユ伯爵夫人。
 桃色髪の包容力のある美人。

【マリー・ブランシュ・ド・セルフィーユ】
 リシャールとカトレアの長女。本編開始時0歳。

【アーシャ】
 主人公の使い魔。土韻竜。300歳ぐらい。
 食いしん坊。トリガーハッピー。
 竜体時は濃緑の体色に翼長9メイル前後の巨体。
 人型時は16歳ぐらいの緑髪をした少女。

【クリスチャン・ド・ラ・クラルテ】
【エステル・ド・ラ・クラルテ】
 リシャールの両親で父は土のメイジ、母は水のメイジ。
 二人ともアルトワ伯爵家に出仕している。

【リュシアン・ド・ラ・クラルテ】
【ジャン・マチアス・ド・ラ・クラルテ】
 少し歳の離れたリシャールの兄達で共に水のメイジ。
 長兄リュシアンはアルトワのお城務め。
 次兄ジャンは王都で家庭教師の職に就いている。

【クリストフ・モリス・ド・アルトワ】
 アルトワ伯爵家の現当主。クロードの父。

【クロード・モリス・ド・アルトワ】
 リシャールが従者として仕えていたアルトワの公子。今は親友。

【セルジュ】
 アルトワのギルドの長でコフル商会の会頭。鉄商人。

【シモン】
 アルトワの穀物商。

【モリス・ピエール・ド・エルランジェ】
 リシャールの母方の祖父。伯爵。

【スカロン】
 原作キャラ。魅惑の妖精亭の店長。

【ジェシカ】
 原作キャラ。スカロンの娘。本編開始時14歳。

【アルチュール・ブリュノ・ド・ギーヴァルシュ】
 祖父の悪友兼親友。侯爵。

【マルグリット】
 セルジュの娘(妾腹)。セルフィーユ家筆頭家臣兼ラ・クラルテ商会の会頭。

【ヴァレリー】
 元アルトワ城館の侍女でジャン・マルクの妻。セルフィーユ家筆頭侍女。

【ラ・ヴァリエール公爵】
 原作キャラ。カトレアの父。

【カリーヌ・デジレ】
 原作キャラ。ラ・ヴァリエール公爵夫人。

【ルイズ・フランソワーズ・ル・ブラン・ド・ラ・ヴァリエール】
 原作キャラ。カトレアの妹。本編開始時14歳。

【エレオノール・アルベルティーヌ・ル・ブラン・ド・ラ・ブロワ・ド・ラ・ヴァリエール】
 原作キャラ。カトレアの姉。本編開始時25歳。

【ジャン・マルク】
 セルフィーユ家衛兵隊の指揮官。

【リュカ】
 ラマディエのギルドの長。町長。

【ゴーチェ】
 シュレベ−ルの村長。

【アンリエッタ・ド・トリステイン】
 原作キャラ。トリステイン王国の王女。本編開始時15歳。

【クレメンテ】
 ブリミル教のセルフィーユ司教。

【マザリーニ】
 原作キャラ。ブリミル教の枢機卿。トリステイン王国宰相。

【フロラン】
 製鉄技師。

【アニエス】
 原作キャラ。セルフィーユ家衛兵隊副隊長。本編開始時21歳。

【シエスタ】
 原作キャラ。魔法学院に勤めるメイド。本編開始時15歳。

【ヘクトール・アウグストス・フォン・アンハルツ・ツェルプストー 】
 ラ・ヴァリエールと国境を接するゲルマニアの辺境伯。

【キュルケ・アウグスタ・フレデリカ・フォン・アンハルツ・ツェルプストー】
 原作キャラ。ツェルプストー辺境伯の息女。本編開始時16歳。

【ウェールズ・テューダー 】
 原作キャラ。アルビオンの皇太子。『プリンス・オブ・ウェールズ』。

【ジェームズ一世】
 原作キャラ。老境のアルビオン国王。

【エルバート・ブレッティンガム】
 アルビオンの貴族。背の高い竜騎士。

【アレクサンドル・フランシス・ド・ラ・ラメー】
 『ドラゴン・デュ・テーレ』号艦長にしてセルフィーユ領空海軍の司令官。

【ジネット】
 セルフィーユ家のメイド。ガリア出身の水メイジ。

【リュゼ公爵】
 トリステインの貴族院議長。

【アルチュール・マラン・ド・リッシュモン】
 原作キャラ。トリステインの高等法院長。

【ジョゼフ一世】
 原作キャラ。『無能王』とも呼ばれるガリアの国王。

【シェフィールド】
 原作キャラ。ジョゼフの使い魔。

【オリバー・クロムウェル】
 原作キャラ。貴族連合『レコン・キスタ』の議長で総司令官。

【ギーシュ・ド・グラモン】
 原作キャラ。土の名門グラモン伯爵家の四男。クロードの同級生。

【マリコルヌ・ド・グランドプレ】
 原作キャラ。ふとっちょの風メイジ。クロードの同級生。

【レイナール・アロワ・ド・ノアイユ】
 原作キャラ。眼鏡の生真面目な少年。クロードの同級生。

【タバサ】
 原作キャラ。キュルケの親友で物静かな青髪の少女。クロードの同級生。

【モンモランシー・マルガリタ・ラ・フェール・ド・モンモランシ】
 原作キャラ。魔法薬学の大家モンモランシ伯爵家の一人娘でギーシュの彼女未満。クロードの同級生。


■地理

☆ハルケギニア全体

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【トリステイン王国】(1)

【ガリア王国】(2)

【帝政ゲルマニア】(3)

【アルビオン王国】(4)

【ロマリア連合皇国】(5)

【クルデンホルフ大公国】(6)

【ベルゲン大公国】(7)

【オクセンシェルナ大公国】(8)

【内海小諸国群】(9)

【東部小諸国群】(10)

【北部小諸国群】(11)

【セルフィーユ伯爵領】(12)

【アウグステンブルク王国】(13)

【ネフテス国】(14)


☆トリステイン王国

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【アルトワ】(1)
 トリステイン南東に位置する商業都市、伯爵領。
 トリステインの王都トリスタニアとゲルマニアの帝都ヴィンドボナを結ぶ街道の結節点に位置する。
 主人公の実家がある。

【トリスタニア】(2)
 トリステインの王都で経済・文化・政治の中心。

【ギーヴァルシュ】(3)
 トリステイン西部の海沿いにある侯爵領。

【ラ・ロシェール】(4)
 トリステイン西部にある空の港。

【エルランジェ】(5)
 トリステイン南西部のガリア国境に近い伯爵領。

【ラ・ヴァリエール】(6)
 トリステイン東部でゲルマニアと国境を接する公爵領。

【セルフィーユ】(7)
 トリステイン北東部の海沿いにある男爵領。

【リール】(8)
 トリステイン北部にある河口の街。

【ロリアン】(9)
 トリステイン西北部にある大きな港町。

【ハーフェン】(10)
 ゲルマニア北部にある軍港で大きな港町。

【ツェルプストー】(11)
 ゲルマニア西部にある辺境伯領。


☆セルフィーユ伯爵領

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【ラマディエ】(1)
 港を有するセルフィーユの中心地。

【シュレベール】(2)
 領主の城の近くにある山村。鉱山がある。

【ドーピニエ】(3)
 シュレベールとは何かと縁の深い隣村。

【ラ・クラルテ】(4)
 新しく開拓された村。

【サン・ロワレ】(5)
 大きな農村。サン・ロワレと西サン・ロワレにわかれる。

【エライユ】(6)
 林業を主軸とする山村。砦がある。

【ラエンネック】(7)
 鉱山を主軸とする山村。

【ル・テリエ】(8)
 国境に近い漁村。関所がある。

【アリアンス島】(9)
 無人島。廃城と灯台がある。


☆アルビオン大陸

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【王都ロンディニウム】(1)
 アルビオン王国の首都

【ロサイス】(2)
 アルビオン南部最大の港で軍港を有する

【サウスゴータ】(3)
 アルビオン有数の大都市で交通の要衝

【ニューカッスル】(4)
 断崖に囲まれた離城

【スカボロー】(5)
 ニューカッスル南方の港

【ダンスター】(6)
 アルビオン西部の諸侯領

【グレンジャー/スターリング】(7)
 アルビオン北部の諸侯領

【ダータルネス】(8)
 アルビオン北部にある大きな港



■ハルケギニア南船北竜のお約束事

※原作からの引用と作者の類推・設定が混ざっています

 時代は原作開始の5年ほど前。

 1メイル=1メートル、1サント=1センチメートル
 1リーブル=470グラム
 1アルパン=約3.3平方キロメートル=約1000000坪

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 1エキュー=100スゥ=1000ドニエ
 1エキューで現代日本の2〜3万円に相当

 トリスタニア市民の1年の生活費は120エキューほど
 トリステインの下級貴族の年金は約500エキュー
 平均的な租税は3〜4割

 原作での描写にない部分は、基本的に中世の西欧に準拠
 要は都合のよい解釈
 産業革命以前のため、総じて工芸品・工業製品は高い
 輸送や保存の問題で、食料品は乱高下しやすい


■フネについての概略

【戦列艦】
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 空海軍の主力艦で、数十門から時には100門以上の大口径砲を積む
 艦の大きさや砲門数により一等から四等に類別
 船体は太く頑丈で、搭載量も多い
 砲甲板は通例3〜4層、乗員は500〜1000名程度、もしくはそれ以上


【フリゲート】
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 高速艦で、20〜50門程度の中から大口径の砲を積む
 高速性能を重視した細長い船体の艦が多い
 砲甲板は1〜2層、乗員は200〜400名程度かそれ以上


【スループ/コルベット】
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 補助艦艇として使われ、10〜40門程度の小から中口径の砲を積む
 一般に中速凡庸だが、小型で取り回しが良い
 スループに対してコルベットは一般的に小型軽武装で高速だが、区分は曖昧
 砲甲板は概ね1層、時には商船と同じく上甲板に露天引き出し、乗員は数十〜数百名と様々


■貴族について

欧州の貴族制度や、原作でのルイズの婿取りに関するラ・ヴァリエール家での会話、サイト・ヒラガの叙勲などを参考としたが、以下の大半は作者による 「でっちあげ」 である

【王族】
 トリステイン、ガリア、アルビオン各王家は始祖ブリミルの直系として別格の扱いをされる
 小諸国などは原作には出てこないものの、王は少なくとも上記三王家に遡ることの出来る傍系であるとし、相応の敬意が払われているとする
 ゲルマニアの皇帝家については、大国の主家に登り詰めながらも三王家に連なる正確な出自が不詳、その為に敬称も『閣下』と一段落とされているものとする

【貴族】
 トリステインの場合、上位より大公(大公爵)、公爵、侯爵、伯爵、子爵、男爵よりなる上級貴族と準男爵、勲爵士よりなる下級貴族に分かれる
 土地の所有(徴税権・裁判権の行使)を許されている諸侯と、国より年金を授与される法衣貴族に大別される

【一代貴族】
 例としては何らかの理由による爵位授与による一代爵位や、王族が臣籍降下によって大公位を得る場合などに、一代に限って名乗る場合がある
 子孫へと称号を引き継げないこと以外は、爵位に応じた扱いを受ける
 軍功によって授与される称号「シュヴァリエ」もこれに当たるが、どちらかと言えば戦功章のようなもので、最下級の称号とされながらも歴戦の勇士として一目置かれる

【従属家名・従属称号】
 ある貴族家の当主が複数の貴族家の当主を兼ねていたり、複数の領地を持つ場合などに発生する
 本家を継げない第二継承者以降に、分家として引き継がせることも多い
 但し、由来如何によっては家名を手放すことが出来ない場合もあり、この場合は第一継承者(世継ぎ)の称号として襲爵まで使用されたり、そのまま当主預かりの従属家名として家とともに引き継がれることもある


■陸軍の軍制について

 規模の小さな領軍、衛兵隊、国境警備隊などでは、数人から数十人をまとめて単に銃兵隊、衛兵隊などと称していることも多い
 魔法衛士隊、騎士隊、騎士団なども独自の編成をとることが殆どで、これらに準ずる軍制は採用していない
 以下は各国王軍および諸侯軍の標準的な編成である

【小隊(20名から40名前後)】
 銃兵、槍兵などの単一兵科の兵士で構成、単独で運用されることはほぼない

【中隊(3個から4個小隊、100から120名前後)】
 銃兵、槍兵などの単一兵科の小隊で構成
 戦場では大隊本部の指揮下である程度自由に運用される

【大隊(3個から4個中隊+大隊本部、300から400名前後)】
 複合兵科の中隊で構成される基本的な戦闘単位
 単独で作戦を行う場合には一時的に輜重部隊などが配置され指揮下に置かれることもある
 連隊に属しない独立大隊などもこれに準ずる

【連隊(3個から4個大隊+連隊本部+輜重部隊など、1000〜1500名)】
 補給計画や占領地行政までを含めて単独で作戦を行える常備部隊の最小単位
 隷下に予備部隊や砲兵隊、騎兵隊その他部隊を置くこともある
 訓練や募兵、装備の調達など、平時の軍政もこの単位で行われる

【軍/軍団(数個連隊+司令部+各種支援部隊)】
 連隊を数個まとめて運用する場合などに特設される
 相当に大きな戦争でないと編成されない


■空海軍の軍制について

【戦隊】
 多くの場合、2〜4隻程度の同級艦種をまとめた部隊
 臨時の編成では複合艦種によって構成されることも少なくない
 任務や制度上の都合によって単艦で戦隊が編成される場合もある

【艦隊】
 通例は数個の戦隊で組まれた部隊
 規模ではなく指揮系統を示すこともあり、場合によっては数隻で、時にはたった一隻でも艦隊と称することがある
 単に所属を同一とする軍艦のまとまりを艦隊と呼ぶことも多い
 麾下に数十個の戦隊を配されていても、数隻の小集団でも、艦隊は艦隊である





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